広島の被爆者7団体が22日、日本政府に「核兵器禁止条約」の批准を求める署名活動をしました。この日に集まった201人の署名は日本政府に提出される予定です。
署名を呼びかけたのは、7つの被爆者団体の代表者などです。2021年1月22日、核兵器の開発や実験・保有などを全面的に禁じる「核兵器禁止条約」が発効されました。
これを受け、被爆者7団体は、日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求めるとともに、核なき世界の実現を訴えるため、街頭署名活動を定期的に行っています。
代表者たちは、今年から英語で書かれた案内文も使いながら、署名への協力を呼びかけ、この日は1日で学生や外国人など201人の署名が集まりました。

広島県被団協 箕牧智之理事長
「ノーベル平和賞を受賞して世界が何か変わるかと思ったが、なかなか。被爆者が高齢化していくなかで、次の時代の人たちにいかにして託すかが、大きな課題だと思う」
集めた署名は日本政府に提出するということです。