アメリカ・ワシントンでイスラエル大使館員2人が銃撃を受けて死亡しました。事件が起きた現場から最新情報をお伝えします。

現場は、ワシントン中心部の博物館や政府機関などが立ち並ぶ閑静なエリアです。現在も地元警察やFBI=連邦捜査局の捜査員が厳重な警戒を続けています。

事件発生時には博物館でイベントが開かれていて、警察によりますと、拘束された男は犯行前に博物館の外を行ったり来たりしていたということです。

2人を銃撃した後は博物館に入り、そこで取り押さえられましたが、館内でさらなる犯行を計画していたのかどうかはわかっていません。

今回、容疑者は拘束された時に「パレスチナを解放しろ」と叫んだということですが、現場に駆けつけたユダヤコミュニティの幹部は「いかなる暴力も決して許されるものではない」と話していました。

ユダヤコミュニティの幹部
「婚約していると聞いていました。これから一緒になるはずだったのに、いまはもうこの世にいません。ワシントンの路上でユダヤ人が射殺されるなんて、こんなことは初めてだ」

トランプ大統領は、「明らかに反ユダヤ主義による犯行だ」とSNSに書き込み、事件を非難しています。