アメリカの関税措置を巡る3度目の交渉を前に、22日、赤沢亮正経済再生担当大臣は、農林水産大臣交代の影響について問われ、「影響を出さずに、しっかりと交渉することが私の務めだ。」などと応じました。

赤沢大臣は、3度目となる閣僚協議のため、23日にも訪米する方向で調整中です。

「米を買ったことがない。」などといった失言で、農林水産大臣が交代することになった影響について問われた赤沢大臣は、「影響を出さずに、しっかりと交渉することが私の務めだ。」などと応じました。

そのうえで、新たに農水大臣に就任した小泉進次郎大臣について、「(自民党の)農林部会長も経験をされて、農業分野については、よく精通をしておられます。」「大変な見識を持ち、また、改革のマインドを持っておられると思います。しっかり務められると思います。」と述べ、「米価が高いことで、国民の皆様が大変苦しい思いをしておられる。早急に(米価)を下げ、早く応えるのが政府与党の務めでありますので、そこはしっかりやってくださいと思ってます。」などと期待を示しました。

そして、農業生産者の皆さんが安心できる環境を作るのが、政府与党の非常に重要な仕事だとして、日米関税交渉で「農業を犠牲にするような交渉をしないというポジションに何ら変わりはありません。」と強調しました。