「平成省エネルック」の代名詞!? 羽田元総理登場
1994年(平成6年)に羽田孜氏が総理に就任すると、そのファッションが注目されます。羽田氏が「ニューサマースーツ」と言ってこだわり、愛用していたのが半袖スーツでした。
羽田内閣は1994年4月に発足しその年の6月末に退陣するという短命内閣だったにもかかわらず、総理自ら頻繁に着用したことで人々の目に触れる機会も多く、印象に残る服装となりました。

ただやはり当時のビジネスマナーでは通常のスーツとネクタイが基本の正装とされており、社会に広まることはなく時代の波間に消えていくことになりました。
そして時代はクールビズへ
時は流れ、地球温暖化対策の重要性が強く認識されるようになった2005年(平成17年)に環境省が中心となって推進したのが「クールビズ」です。
これは冷房温度を28度に設定した夏のオフィスで涼しく過ごすため、環境省が発表したファッションの愛称で、3200通の一般公募の中から選ばれました。
クールビズの導入は夏季のオフィスにおける服装の自由化を促進し、ネクタイやジャケットの着用を必須としない働き方を普及させる契機となりました。















