広島市と離島である似島を結ぶフェリーを維持しようと、行政機関や地元の町内会などが22日、協議会を設置しました。

広島市南区と似島を結ぶ航路は、2つの会社が運航していましたが、2月に1社が経営状況の悪化などから廃止しています。現在は、「似島汽船」が運航しているフェリーが、唯一の交通手段となっています。

似島汽船によりますと航路の乗客数は2024年がおよそ24万人で、2008年と比べて2割ほど減少しているということです。また、島の人口減少により利益が下げっていることや、燃料代の高騰などの理由から赤字の状態が続いているということです。

協議会では似島への航路の実態や課題について話し合い、改善計画を作ることを目的にしています。

似島汽船 代表取締役 浜本義幸さん
「橋ですから、ある意味では航路というのはそれが無かったら似島町がなくなるので航路事業社としては絶対に守るべきことだと思っています」

次回の協議会では、利用実態の調査などについて検討するということです