きのうは全国で真夏日の観測が相次ぐも「熱中症警戒アラート」の発表はありませんでしたが、気象庁の野村竜一長官は会見で「発表の前でも暑さに慣れていないときなどは当然被害は出るので、気温の状況などを見て対策をとることが必要だ」と注意を呼びかけました。

きのうは全国で真夏日の観測が相次ぎましたが、「熱中症警戒アラート」の発表はありませんでした。

しかし、都内では10代から90代の男女12人が搬送されたほか、愛知県では熱中症によるとみられる死者も出ています。

これについて気象庁の野村竜一長官は会見で「熱中症警戒アラートが発表されるときは救急車の搬送が相次ぎ、『きょうは絶対に被害が出る』ということを知らせる情報だ」としたうえで、「発表の前でも暑さに慣れていないときなどは当然被害は出るので、気温の状況などを見て対策をとることが必要だ」と注意を呼びかけました。

さらに、学校などの団体活動については「体が強い人も弱い人もいるので、発表の手前の暑さでも屋外の活動を控えるなどの対策を取ることが必要」との考えを述べました。