北アルプスの槍ヶ岳で20日、滑落して救助され、山小屋に収容されていたドイツ人の男性が21日、ヘリコプターで救助され、病院に搬送されました。
足の骨を折る大けがの模様です。

救助されたのは、ドイツ国籍の51歳の無職の男性です。

松本警察署によりますと、男性は、20日午前、槍ヶ岳からの下山中に標高およそ2900メートル付近で滑落して、右足にけがをし、近くの山小屋を通じて救助を求めていました。

男性は、20日午前10時半ごろに、北アルプス南部地区の山岳遭難防止対策協会の救助隊員に救助され、近くの山小屋に収容されましたが、一夜明けた21日の午前10時前、県の消防防災ヘリコプターで麓まで運ばれ、救急隊が松本市内の病院に搬送しました。

男性は右足の骨を折る大けがです。

男性は、18日に2人パーティーで上高地から入山していました。