岩手県大船渡市は、2月に発生した大規模山林火災からの復旧に向けて、岩手県に対して暮らしやなりわいの再建に関わる支援の拡充を求めました。

21日は大船渡市の渕上清市長らが県庁を訪れ、達増拓也岩手県知事に要望書を手渡しました。
2月に大船渡市で発生した山林火災は、延焼範囲がおよそ3370ヘクタール、建物被害も226棟に及んでいます。

今回の要望で市は
・被災した住宅の補修や児童生徒の学習支援などの「暮らしの再建」、
・養殖業や農業用機械の復旧や雇用確保といった「なりわいの再生」
などでの支援を県に求めました。

要望書を受け取った達増知事は、「検討したうえで今後の予算編成の参考にしたい」と話しました。