わずか1週間で6750万円だまし取られる

犯行グループの指示に従った女性は、複数の金融機関の窓口で新たに開設した自分名義の口座へ現金を振り込んで集めました。

そして、指示されるままにアプリを操作し、4月23日から29日にかけて、指定された口座に総額6747万4200円を振り込んでしまいます。

その後、ワダやマキからの連絡が途絶え、女性から連絡してもつながらなくなったことから、詐欺被害に気づいたとのことです。

富山南警察署は今回の事件を受けて、特殊詐欺被害防止のため、特に以下の点について注意を呼びかけています。

1.警察官を名乗る電話への対応
「捜査対象となっている」などと言われた場合は、相手の名前・所属部署・内線番号を確認し、一旦電話を切った上で、家族や知人、警察に相談しましょう。

2.警察の正規の手続き
警察官が通信アプリで取り調べをしたり、振込を依頼したりすることは絶対にありません。

3.新たな手口への警戒
新たな口座を開設させ、インターネットバンキング等の振込限度額を引き上げた上で現金を振り込ませる手口の詐欺が発生しています。

4.国際電話番号への注意
「+」から始まる国際電話番号を悪用した特殊詐欺が急増しています。このような表示の電話には出ない、かけ直さないようにしましょう。固定電話については、国際電話の発着信が休止できる「国際電話不取扱受付センター」の利用も有効です。

5.一人で抱え込まない
不審な電話があった場合は、一人で悩まず、家族や警察に相談してください。