広島県安芸高田市で19日午前、通信指令センターのシステムがダウンし、午前9時29分からの8分間、市内からの119番通報が繋がらない事案が発生しました。
市消防本部によりますと、当時、通信指令センターの入る消防庁舎で、停電が起こった際に自動で立ち上がる非常用発電機に異常がないか確認する定期点検を実施していました。その際、発電機が作動せず、通常の電力線からの電気も遮断。通信指令センターのシステムがダウンし、119番通報を受け付けることができなかったということです。
不通となった8分間の前後では119番通報がなかったことや、「繋がらない」などの通報も入っていないということで、市民への影響はないとみられるということです。
安芸高田市消防本部は、発電機が始動しなかった原因を調査するとともに、再発防止に努めるとしています。