「100年に1度」ともいわれる東京の渋谷駅周辺の再開発事業。きょう、東急の社長らが新設する複合施設の起工式を行いました。

渋谷駅周辺では、度重なる工事による構造の複雑化や、インバウンド需要の増加による混雑の解消が課題となっています。そこで東急やJR東日本などは、駅の改良工事のほか、東西を結ぶ歩行者通路の新設、「ハチ公広場」の拡充を含めた再整備などを進めています。

きょう、大規模再開発の一環として、新しく建設される商業施設や各国の大使館と連携した文化施設が入る、複合施設2棟の起工式が行われました。

東急 堀江正博 社長
「このプロジェクトを通じて地域の皆様へ貢献し、グローバル都市として認知拡大に寄与したい」

JR東日本 喜㔟陽一 社長
「お客様には現在、非常にご不便をおかけしておりますが、東西を結ぶ20メートルを超える自由通路等ですね、乗り換えの利便性あるいは、回遊の利便性は格段に高まってまいります」

新設する2棟の複合施設は2031年度の完成を目指していて、渋谷駅全体の完成時期は2034年度を目指すとしています。