九州電力は31日、第2四半期決算を発表しました。燃料価格の上昇などにより、経常損益は8期ぶりの赤字となっています。
◆経常損益は8期ぶりの赤字
九州電力 池辺和弘社長「燃料費の増加は深刻に考えております。ウクライナ情勢が早く落ちついてほしい」
九州電力は31日、2022年4月から9月30日までの第2四半期決算を発表しました。売上高は燃料価格の上昇に伴う燃料費調整の影響などにより、販売収入が増加したことから前年の同じ時期より31%増加し、1兆106億円を計上、2期連続の増収となりました。
しかし、燃料価格の上昇や原子力発電所の稼働が減ったことで燃料費が増加したことなどから、経常損益は778億円の損失で8期ぶりの赤字となっています。
◆中間配当は6年ぶりに見送り
そのため株主への中間配当は6年ぶりに見送りとなっていて、2022年度の業績予想についてもロシアのウクライナ侵攻による燃料価格の動向や為替変動が不透明な状況で、現時点では未定としています。
◆西部ガス「心底喜べる状況ではない」
一方、西部ガスホールディングスの第2四半期の連結決算は、業務用ガスの販売量が新型コロナの影響から回復傾向にあることなどから、3期ぶりの増収増益となりました。売上高は21.7%増の1126億4200万円、純利益はハウステンボスの株式売却の影響もあり71億円あまりの黒字で、共に過去最高となっています。
ただ、メインのガス事業は原料高や円安の影響で、営業利益が21億円あまりの赤字となっていて、西部ガスの道永幸典社長は「心底喜べる状況ではない」と話しています。
注目の記事
【独自】八丈島・土石流被害の教職員住宅は「土砂災害特別警戒区域」指定も都は入居者に説明せず 2度の改修要求も工事は行われず「ちょっと間違えば死んでいた」 台風22号・23号

20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

「ChatGPTと結婚しました」AIからプロポーズされ結婚式を挙げた女性(32)「相談していたら親身になってくれた」一方で葛藤も…【岡山】

誘導された避難先で“土石流直撃”「指定の避難所と別の場所に誘導」台風被害の八丈島 約3週間後も断水続く

「タバコがクマ対策に使える?」「大声を出すことは有効?」クマによる人的被害を防ぐ基本のQ&A 正しく知って無駄な衝突をしないために

デマと誹謗中傷飛び交った宮城県知事選「悪行14選」拡散した男性は? 誤情報でかすんだ政策論争【報道特集】









