アストラムラインの開業以来、約30年にわたって運行を支えた「6000系」の車両が18日、引退の日を迎えました。
「6000系」のラストランは、午後6時の「本通発広域公園前行」です。出発地点となる広島市中区の「本通駅」には、一目見ようと多くのファンが訪れ、見送りました。
本通駅長は「アストラムラインの開業の年に私も入社しました。お疲れ様でした。ありがとうございましたと言いたい」と話しました。また、最後の雄姿を見送ったファンの女性は「本当に寂しいです。幼稚園の頃からアストラムラインに乗ってて、音とか大好きでした」と惜しみました。

1994年に開業したアストラムライン。「6000系」の車両は当時から運行を支え、ピーク時には23編成が走りました。
5年前から電気効率や快適性に優れた新型の「7000系」に随時更新されていて、ことし2月に車両の更新が完了。ラストランまで車両が1編成、平日の朝のラッシュ時を中心に運行されていました。
【写真を見る】アストラムラインを支えた「6000系」のラストラン(上空から)など