天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが能登半島地震の復興状況を視察するため、さきほど石川県に到着されました。

愛子さまは正午前、新幹線で石川県のJR金沢駅に到着されました。

愛子さまは、きょうから2日間の日程で、2024年元日に発生した能登半島地震の復興状況を視察するため七尾市や志賀町を訪問されます。

午後には、七尾市の仮設住宅で被災者の集会所を訪問し、健康維持のために行う体操を見学したあと、交流が予定されています。

その後、七尾市和倉温泉お祭り会館では、温泉旅館の復興に向けた取り組みについて経営者から説明を受けるほか、がれき撤去などのボランティア活動に携わってきた金沢大学の学生らと懇談されます。

あすは、志賀町の「道の駅とぎ海街道」を訪れ、震災で営業ができなくなったスーパーや飲食店の仮設店舗を視察し、店主らと交流されます。

また、町役場の「富来行政センター」では、災害ボランティアの受付会場を視察し、支援員から説明を受けられる予定です。

愛子さまの能登訪問は2024年9月にも予定されていましたが、直前に能登地方で豪雨災害が発生し取りやめになっていて、愛子さまにとって今回が初めての被災地訪問となります。

宮内庁によりますと、愛子さまは、能登半島での地震や豪雨災害に心を痛めていて、一日も早い復興を心から願いながら「可能な状況になれば被災地を訪問したい」と思われていたということです。