パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍の攻撃が激化する中、イスラエルの国防相は、イスラム組織ハマスの代表団が人質解放のための交渉に復帰したと発表しました。ハマス側も停戦交渉が再開したとしています。
記者
「軍事作戦拡大の発表から10時間、ガザには黒い煙が立ち上っている攻撃が続いている」
イスラエル軍のガザでの軍事作戦拡大の発表から一夜が明けた17日、ガザ全域で激しい攻撃は続き、ガザの保健当局は過去24時間で150人以上が死亡したと発表しました。
AP通信によりますと、中部デールバラハでは住宅への空爆で、両親とその子ども4人を含む8人が死亡したということです。
記者
「ガザにほど近いイスラエル南部作戦拡大に伴う軍用車両が多く集まっている」
17日、ガザに近いイスラエル南部では、軍用車両が多く集まっている様子がみられました。イスラエル軍は、ガザの住民を再び南部へと移動させて、地上部隊による作戦を拡大するものとみられます。
こうしたなか、イスラエルのカッツ国防相は声明で、ガザでの軍事作戦拡大にともない、「ハマスの代表団がこれまで拒否してきた姿勢を一転して人質交渉への復帰を発表した」と明らかにしました。
また、ロイター通信によりますと、ハマスは、停戦に向けた新たな交渉が仲介国カタールで行われていると表明したということです。
ただ、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、情報筋の話として、「イスラエルが協議を妨害している」などと報じていて、交渉は難航するものとみられています。
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