熊本で暮らしていた文豪・夏目漱石を偲ぼうと17日、住居跡地の近くに記念碑が建てられました。
「春の夜の しば笛を吹く 書生哉」 夏目漱石が明午橋(めいごばし)で詠んだとされる句が刻まれたこの記念碑は、漱石の文化遺産を保存・継承する団体「くまもと漱石倶楽部」が建てたものです。
漱石は熊本で4年3か月暮らし、その間 6回住まいを替えたと言われています。
今回 記念碑が建てられたのは、4番目の「井川淵町(いがわぶちまち)の家」の跡地にほど近い場所です。
「実際にこの近くで漱石が暮らしたんだということを肌で感じながら、もう一度『漱石とは』ということを考えてみては」(くまもと漱石倶楽部 吉村隆之会長)