自民党の西田昌司参議院議員による「歴史の書き換え」発言をうけて、糸満市議会は16日、抗議決議を全会一致で可決しました。

▼金城幸盛 糸満市議
「歴史の書き換え、などの発言はひめゆり学徒の過酷な体験を否定し、沖縄の平和の心を踏みにじるものであり看過できない」

16日午前に開かれた糸満市議会・臨時会では、西田参議院議員の発言は「証言や記録を軽視」し、「沖縄戦体験者やその遺族の尊厳を踏みにじるもので容認できない」とする抗議決議を、全会一致で可決されました。

決議では、西田議員に対して、あいまいな記憶に基づく「歴史の書き換え」との認識に固執せず、心からの謝罪を求めるとしたほか、ひめゆりの塔などを訪れ戦争体験者の証言に向き合うよう求めています。