松山城の城山で発生した土砂災害を受け、愛媛県が進めてきた第1期分の復旧工事が完了しました。

去年7月に松山城の城山で発生した土砂災害では、ふもとに大量の土砂が流れ込んだ影響で3人が死亡したほか、県が設置した土砂を受け止める防護柵と擁壁の一部も損壊しました。

これを受け県では今年1月から第1期の復旧工事を進めてきた中、16日に最終検査を行い、図面通りできているとして完了を確認しました。

第1期分では10メートルにわたり損壊した擁壁を再建したほか、災害前10メートルだった防護柵を30メートルに延長しました。

(県中予地方局河川砂防課・田口真課長)
「梅雨時期にも入るので、松山市含め頑張って住民の安全と安全につながるように努めたい」

第2期分については松山市が実施している斜面対策が終了する今年11月頃から着手し、来年5月頃の完了を目指します。