地震などの災害に備え、山梨県南アルプス市の高校で避難や救助の訓練が行われました。

この訓練は、南アルプス市の県立巨摩高校で警察や消防などが行ったもので、生徒や市内の病院の災害派遣医療チーム=DMATの医師など約570人が参加しました。
訓練は、授業中に最大震度7の地震が発生し、校舎内に生徒が取り残されたという想定で行われました。
訓練では消防などががれきの下敷きになった生徒を救助し、医療チームが治療の優先順位を決めるトリアージを行ったほか、屋上に取り残された生徒はクレーン車で救助しました。
また4階に取り残された生徒は、教室に設置されている救助袋を窓から下ろしたあと、その内部を滑り降りて脱出しました。
救助袋で脱出した生徒:
「ちょっと焦ってしまうところがあったので、きょう体験してもし本当に災害がったときにしっかり対処できるようにしていきたい」
クレーン車で救助された生徒:
「(消防隊員などの)アドバイスや助言をしっかり聞いて、落ち着いて避難したいと思った」
警察は避難経路や防災器具の使い方などを再確認することで防災意識を高めてほしいとしています。