山梨県富士吉田市がアウトドアスポーツのブランドとタッグを組みました。

富士山観光の新たな拠点として、吉田口登山道にある休憩どころをリニューアルしました。

リニューアルされたのは、富士山の麓と1合目の間にある吉田口登山道の中ノ茶屋です。

中ノ茶屋は300年以上の歴史がある休憩どころで、2013年には約1万2千人が利用していましたが、去年は約3700人と7割減少していました。

そこで富士吉田市は、アウトドアスポーツのブランドであるサロモンとタッグを組み、魅力を再発掘し、新たな価値を発信するプロジェクトを立ち上げ、きょうはその第1弾として新しい中ノ茶屋がお披露目されました。

新しい中ノ茶屋は、2階のシャワー室が1部屋から2部屋に増え、食堂の内装も一新しました。

中でも最大の特徴が。

松島直輝アナ:
「こちらはもともと和室だった場所を改装してサロモンのレンタルシューズエリアに生まれ変わりました。」

サロモンのブースです。

こちらではサロモンのハイキングやトレイルランニングのシューズを1日500円でレンタルすることができ、無料で入れるサロモンの会員ならレンタル料はかかりません。

また食堂で提供される富士吉田市名物の吉田のうどんも、会員なら割引価格で食べられるということです。

富士吉田市 堀内茂市長:
「山岳信仰の文化歴史、これを多くの人に味わっていただきたい。家族連れで安心安全に楽しめる道であると市では力を入れてということであります。」

サロモンを展開するアメアスポーツジャパン ショーン・ヒリアー社長:
「こういうパッション(情熱)すごいよね。熱くなりました。どういう風にやっていいか、これから一緒にパートナーシップをつくって楽しみにしたいかなと思っています。」

今後、プロジェクトでは富士山の歴史や文化が学べるガイドツアーなども予定しています。