事故時の着用率 高校生は「9.8%」

福島県警がまとめた去年1年間に発生した自転車の事故の年代別の死傷者の数と、そのヘルメットの着用率です。高校生の死傷者数は92人でしたが、そのうちヘルメットを被っていたのはわずか9人で9.8%と年代別で最低だったことが分かりました。

面倒くさい、外見を気にする生徒が多いなども要因とみられますが、校則で義務化にしている高校が少ないというのも要因の1つです。

県教育委員会によりますと、去年5月の時点で県立高校78校のうち、自転車のヘルメットを義務化していたのは9校だけだったということです。ほとんどの高校では義務化していないのが現状ですが、県教育委員会の担当者は「あくまで努力義務化なので各学校に強制することは難しい」と話していました。

こうした中、10年前に全ての県立学校で自転車通学する生徒のヘルメット着用を義務化した県があります。