自転車を運転する際のヘルメット着用が努力義務化されてから、2年が経ちました。福島県内ではまだ着用率が低く、特に高校生が課題となっています。県や警察は15日、VR体験を通して、命を守るための着用を呼びかけました。
関根佑記者「下校時間帯、多くの高校生が利用する駅前で、警察などがヘルメット着用を呼びかけています」
福島市の曽根田駅前で行われた、自転車利用者に対する交通安全の啓発活動。
「ヘルメットをしていれば自分の命が守れます。よろしくお願いします」
おととしに自転車を運転する際のヘルメット着用が努力義務化されて以降、福島県内のヘルメットの着用率は去年7月の時点で18.2%と、前年に比べて13.9ポイント増えましたが、まだ割合としては低い数字です。
15日は、さらに着用率を上げようと事故の映像を映したVRゴーグル体験などでヘルメットの着用を呼びかけました。

自転車利用の高校生「事故に遭った時にヘルメットをしているかしていないかで結構変わるのがきょう分かったので、ヘルメットをちゃんとして事故に遭わないようにしたい」
一方、自転車を利用する高校生からはこんな声も…。
自転車利用の高校生「一番はめんどくさい」
自転車利用の高校生「被りたくなくて被っていないわけではない。ただなんとなく被っていない」
県警では、「命を守るためのヘルメット着用」を呼びかけています。
県警交通企画課・松本靖則管理官「髪型が崩れるとかヘルメットがかっこ悪いとかいう意識は捨てて、自転車に乗るときはしっかりとヘルメットを被っていただくようよろしくお願いします」
福島県内では特に「高校生」が、ヘルメットを着用していないというデータがあります。