およそ20万点の天然石や鉱物が展示販売されるイベントが岩手県滝沢市で始まりました。県内初開催となるイベントの魅力とは?

アメジストや水晶など美しい石の数々に、貴重な隕石のかけらや太古の化石などを一堂に集めたイベントが、16日滝沢市のツガワ未来館アピオで始まった「第1回岩手ミネラルマルシェ」です。

主にミネラル、つまり鉱物を扱うこの展示販売会は、これまで日本各地で開催されてきましたが、県内での開催は今回が初めてです。
会場には、世界各国のおよそ50の出展者が持ち込んだ20万点以上の商品が集められました。

(吉田記者リポート)
「岩手では珍しい、カリブ海の宝石と呼ばれる青い石も並びます」

天然石の「ラリマー」はドミニカ共和国でしか産出されない希少なもので、淡いブルーが目を引きます。
(吉田記者リポート)
「こちらには月の表面が地球に落ちてきた『月の石』も販売されています」

また、アンモナイトや恐竜の化石のほか貴重なピンクダイヤモンドなどさまざまな商品を見て、触って買うことができるのがイベントの魅力です。
(盛岡市から来た人は)
「2時間ぐらいずっといた おもしろかった。みがいがありました」
(弘前市から来た人は)
「なかなか東北でミネラルマルシェやらなくて、岩手では初めてと聞いたので来た」
「私は付き添いぐらいの気持ちで来たが、いつまでも見てしまった」

(ミネラルマルシェ 小出聡社長)
「岩手は鉱山が多く石好きが多い。宮沢賢治ももともと石っこ賢さんと呼ばれ、石の根付いている地域がある。ぜひ店の人と話して知識を持って帰ってください」
県内からは久慈琥珀が出展しているミネラルマルシェは入場無料で、17日と18日も開かれます。