赤沢亮正経済再生担当大臣は、16日の閣議後の会見で、JA全中・全国農業協同組合中央会から、アメリカとの関税交渉を巡って緊急要請を受けたことを問われ、「農は国の基」だとして、「農業を犠牲にするような交渉はしない。」と強調しました。
赤沢大臣は、15日、JA全中の山野徹会長らから、トランプ関税撤廃を求める協議において、「農業を犠牲にするような交渉は、到底受け入れられない。」などとする緊急要請を受けました。

閣議後の会見で、赤沢大臣は、自身が農林族であり、政務に入ってるとき以外は、自民党の農林役員会から外れたことはなく、農業の重要性をよく理解をしている者の1人だなどと述べました。
そして、JA全中の要請に対しては、「総理も繰り返し農業を犠牲にするような交渉はしないのだということであります。私も全く同じ思いでありまして、守るべきものは守り、我が国にとって最大限のメリットを獲得するために、引き続き、政府一丸となって、最優先かつ全力で取り組んでまいりたい。」などとして、日米関税交渉において、農業に配慮する姿勢を強調しました。