熊本県教育委員会が、子ども達を対象にした「いじめ」に関するアンケートで、いじめを打ち明けていない児童が3割いることが明らかになりました。

アンケートは、2024年12月までに熊本市を除く公立学校に通う高校生以下の約10万人を対象に行われました。

その中で「今の学年でいじめられたことがある」と答えたのは、小学生が多く、特に1~2年生で25%でした。

また「いじめられたことがある」と回答した児童のうち「誰かに話した」と答えたのは7割で、3割の児童が誰にも打ち明けていないことが分かりました。

この結果について、熊本県教育委員会の委員からは、児童・生徒の心の状態を把握できるよう、体制の強化を求める声があがったということです。

県教委は2025年度中に、県立高校などでタブレット端末を活用した「心の健康観察」の導入を進める方針です。