愛媛県の肱川の夏を彩る風物詩「大洲のうかい」が来月から始まるのを前に、宣伝隊の一行が県庁を訪れ、新しい屋形船の運行を始めることなどをPRしました。

県庁を訪れたのは、大洲市観光協会の職員ら宣伝隊の8人で、協会の藤岡周二会長が、「新しい船ができるなど、ことしはいつもより気合いが入っている」などと意気込みを語りました。

日本三大鵜飼いに数えられる「大洲のうかい」。協会によりますと、コロナ禍には1000人を下回った観光客も、去年には、およそ3700人にまで回復したということです。
そしてことしは5000人の観光客を見込みます。

ことしは鵜船と並行する屋形船を新調したほか、JR伊予大洲駅から乗船場所まで、無料バスを運行するなど、これまで鵜飼いを見たことのない人にも気軽に足を運んでもらえるような取り組みを始める予定です。

鵜匠 井上利和さん
「(鵜が)鮎を取った時はお客さんの方に向いて『獲ったぞ』と勝ち誇って見せますんでそういうの見ていただいて、みなさん笑顔で帰っていただいたらいいなと思ってます」

「大洲のうかい」は来月1日から9月20日まで行われる予定です。