2020年の7月豪雨で大きな被害があった熊本県人吉市で、梅雨を前に防災や水害対策を話し合う会議が開かれました。

会議には国や県、市、民間団体など約50人が出席して、熊本地方気象台から、この5月~7月にかけての降水量は「平年並み」との見通しが示されました。

また県は、大雨時に球磨川の上流にある市房ダムをどう操作しているかを説明し、いわゆる「緊急放流」とは “貯めた水を一気に流す” のではなく、“放流量を徐々に増やして、ダムに貯まっていく量に近づけている” としました。

人吉市では、住民も参加する自主避難訓練を5月25日に行う予定で「避難経路や避難所の場所を再確認して、早めの避難を心がけてほしい」と呼びかけています。