ウクライナで2014年に起きたマレーシア航空機撃墜事件について、ロシアのプーチン大統領はマレーシアのアンワル首相に対し、「政治的な影響を受けない独立した調査に協力する用意がある」との考えを伝えました。

2014年にウクライナ東部の親ロシア派が支配していた地域の上空でマレーシア航空機が撃墜され、乗客乗員298人全員が死亡しました。

この事件について、マレーシアのアンワル首相は14日、訪問先のロシアでプーチン大統領と会談し、プーチン氏が「独立した調査に協力する用意がある」との考えを伝えたことを明らかにしました。

プーチン氏はアンワル氏に対し、「政治的な影響を受けない徹底的かつ包括的な調査を求めている」と述べたということです。

事件をめぐっては、国連のICAO=国際民間航空機関が12日、「ロシアに責任がある」との判断を示しましたが、ロシア外務省は声明で「偏向的で根拠がない」として国連機関の認定を拒否しています。