外遊び減少「かけっこ」が人気

さらには、これも習い事?というものまで。

スポーツクラブの『メガロス』で展開してるのは【かけっこスクール】の「ミライクラン」。小学3年生~中学1年生約300人が通っているといいます。

東京・武蔵小金井店では、アリーナ(体育館)で子どもたちが両腕を上げて走ったり、片足で走ったりと楽しそうに走り方を習っています。(9218円/月※店舗により異なります)

しかしなぜ、わざわざ“かけっこ”を習わせるのでしょうか?

小3の保護者:
「近所の公園を見ても、遊べる所、思いっきり走れる所がなくなっていると感じる」

特に都心では、走り回れるような大きな公園は少なく、
都内の59.1%の公園では「ボール遊び」も禁止に。(※寺田光成ら〔2020〕「地方自治体による街区公園のボール遊びの規制実態に関する研究」ランドスケープ研究〔オンライン〕より)

『メガロス』スクール 坂本朱佑チーフマネージャー:
室内での生活の時間が増えていく中で、走りに対して苦手意識を持っている子どもが非常に多くなってきている」

最先端「スポーツ科学」の塾

一方、ズラリと並んだランニングマシンに乗り走る子どもたちー。
よく見ると、全員“酸素マスク”を装着しています。
実はこれ、「低酸素環境」を作り出すマスクをつけて走ることで「持久力」を伸ばすプログラム。

全国に9店舗展開する『アローズジム』(※アローズラボ含めて27店舗)は、最先端のスポーツ科学を使い、5大基礎体力(視力・筋力・持久力・瞬発力・跳躍力)を向上させる子どものための【トレーニング塾】です。

当初はオリンピック選手を育成しようと設立したそうですが…

『アローズジム』スポーツ科学トレーナー清澤毬乃さん:
「最近はすごく運動が苦手な子が、逆に好きになりたいと通うケース多い」

壁にかかったモニターの赤く光った部分を手で押すプログラムは、プロの選手も取り入れている「動体視力」や「判断力」を高めるトレーニング。

他にも、床に設置された光るボタンを使い「瞬発力」や「跳躍力」を鍛えるプログラムなどもあり、週1回の授業で1万4300円/月です。

「運動が苦手だから上手になるように通っている」(小4男子)
「足も遅いし運動苦手だったから」(小2男子)

様々な目的で多種多様な習い事に通う令和の子どもたちは、毎日忙しそうです。

(THE TIME,2025年5月7日放送より)