熊本県内で8年ぶりに結核の集団感染が報告されました。

熊本県によりますと、2024年12月に有明保健所管内に住む30代の女性が医療機関で結核と診断されました。

保健所が、女性が勤める事業所の職員29人を調べたところ、新たに12人の感染が分かったということです。

このうち、最初の女性患者を含む3人は結核を発病していますが、いずれも重篤な状況ではなく、通院で治療を受けています。

熊本県内での集団感染は2017年5月以来、8年ぶりです。

結核は潜伏期間が長く、診断に時間がかかるため、知らないうちに感染が広がるリスクがあり、県は咳やタン・だるさが2週間以上続く場合は早めの受診を呼びかけています。