山梨県の郡内地域で盛んな織物や精密機械などの製品開発を後押しするための施設が富士吉田市にオープンしました。

富士吉田市下吉田にオープンしたのはイノベーション支援棟です。
郡内地域で盛んな繊維産業や機械電子産業での高付加価値化を目的に、県がおよそ5億8000万円かけて建設しました。

織物製品を作る場合にデザインや配色データなどをもとに完成品のシミュレーションが行えるほか、小規模な織機により少量の糸で手軽に試作品が作れるということです。
県スタートアップ・経営支援課 久保嶋昌史課長:
「製品を全部作ってからどうするか考えるのではなく、小さな面積で簡単に試作ができるということになるので、いろいろなチャレンジが今後色々な製品を作りながらできる」
またエックス線で内部構造の欠陥などを検査する装置もあり、医療機器や電子機器の開発での活用も期待されています。