パレスチナ自治区ガザの病院にイスラエル軍の空爆があり、少なくとも28人が死亡しました。去年殺害されたイスラム組織ハマスのトップ・シンワル氏の弟が標的だったと報じられています。

13日、ガザ地区南部の病院にイスラエル軍の空爆があり、中東アルジャジーラによりますと、少なくとも28人が死亡、数十人のけが人が出ています。

イスラエル軍は、「病院の地下にあるハマスの拠点を攻撃した」と発表しました。

複数のイスラエルメディアは、去年10月に殺害されたハマスの指導者、ヤヒヤ・シンワル氏の弟、ムハンマド・シンワル氏が標的だったと報じています。

ムハンマド氏は事実上の指導者と伝えられていて、イスラエルの当局者は「人質解放をめぐる交渉で強硬な態度だった」と話しているということです。

ムハンマド氏がこの攻撃で死亡したかはわかっていません。

イスラエル側はハマスとの交渉が進まない場合、ガザ地区での作戦拡大に踏み切る構えで、情勢のさらなる悪化が懸念されます。