■プロ野球・日本シリーズ第7戦 ヤクルト4-5オリックス(30日・神宮)

日本一へ後がないヤクルトは、5点を追う8回に打線が粘りをみせ1点差に追いつくが、惜しくも逆転ならず、2勝4敗1分で球団初の日本一連覇には届かなかった。オリックスは96年以来26年ぶり、5度目の日本一の栄冠を手にした。日本シリーズ3戦未勝利からの4連勝は史上5度目。

今シリーズ第3戦を終えて2勝1分とし、勝てば王手となる状況からまさかの4連敗で今季の戦いを終えた。先発のサイスニードは4回2/3、74球を投げ6安打5失点(自責2)。打線はシーズン中に幾度となく発揮してきた粘りを最後に見せたが、あと一歩届かなかった。試合後、高津監督は神宮に集まったファンに一礼し、声援に応えながらも涙を拭う場面があった。

試合は初回、サイスニードが先頭の太田に初球145キロのストレートをバックスクリーンに叩き込まれてしまい、日本シリーズ史上初のプレイボール弾を献上した。

打線はオリックス先発の宮城に対し、初回は3者凡退。2回は2死から中村が内野安打で出塁すると、サンタナがセンターへヒットを放つが、長岡が遊ゴロに倒れた。3回も3者凡退。4回は宮城の変化球に山田が空振りの三振、村上は投ゴロに倒れ、オスナはあわやホームランの当たりもセンターフライで、クリーンナップが3者凡退。

5回オリックスの攻撃は、先頭の伏見にヒットを打たれると、宮城のバントが内野安打となり、続く太田のバントもサイスニードが送球できず無死満塁の大ピンチに。ここで宗に鋭い一ゴロを弾かれるが、オスナが好捕球で一塁を踏んでから本塁に送球しダブルプレー。だが中川が四球で2死満塁となると、吉田正に初球デッドボールを与えてしまい押し出しで2点目を献上。さらに杉本が左中間へ放った打球を塩見がまさかの落球で後逸。走者全員が生還し、0-5と突き放された。

底力を見せたい打線は5回、サンタナ四球、長岡のヒットで1死一・三塁となると、代打・川端が見逃しの三振、塩見が遊ゴロ。7回は宇田川に対し、1死からサンタナが高めのストレートをセンターへ弾き返し2塁へ進むが、長岡がレフトフライ、代打・青木が空振り三振。

8回は山﨑颯に対し、塩見と丸山和の連打で無死一・二塁のチャンスを作ると、ここまで打率.087の山田は空振りの三振に倒れるが、村上がレフトへ17打席ぶりのヒットを放ち、1点を返した。さらに1死一・三塁でオスナが4球目のスライダーをレフトスタンドに運び、起死回生の3ランで4-5と1点差に迫った。

逆転を狙う9回、オリックスのワゲスパックに対し、先頭の長岡がセンターフライ。続く代打・内山壮は遊ゴロで、最後は塩見が空振りの三振に倒れゲームセット。

【日本シリーズ結果】
第1戦 ●オリックス3ー5ヤクルト○
第2戦 △オリックス3-3ヤクルト△ ※延長12回引き分け
第3戦 ●オリックス1-7ヤクルト○
第4戦 ○オリックス1-0ヤクルト●
第5戦 ○オリックス6x-4ヤクルト● ※9回サヨナラ
第6戦 ○オリックス3-0ヤクルト●
第7戦 ○オリックス5-4ヤクルト●