仙台銀行と山形市のきらやか銀行を傘下に置く「じもとホールディングス」は、2024年度の決算が黒字となり、国の管理下から脱する見通しとなりました。

仙台銀行と山形市に本社を置く、きらやか銀行の持ち株会社、じもとホールディングスの2024年度の連結決算は、純利益が15億6300万円となりました。

じもとホールディングスは2023年度、きらやか銀行が大幅な赤字となったことから配当を見送り、実質、国の管理下に入っていました。

黒字化の要因について、じもとホールディングスは「きらやか銀行の取引先の倒産などに備える費用を抑えられた」などと説明しています。

じもとHD 坂爪敏雄社長:
「去年経営強化計画を策定して、それに沿って今まで1年間やってきてほぼ計画通りに来ている」

今回の決算などから、株主総会を経て国の管理下から脱する見通しです。仙台銀行単体では純利益が8億8500万円と13年連続の黒字となりました。