富山県魚津市の海岸線に、幻想的な光景が広がっていました。5月の晴れ渡る空の下、海面から浮かび上がる不思議な景色。それは、富山湾の神秘「魚津の蜃気楼」です。

蜃気楼ハンターたちの熱い思い…

「本当ですか?生地の左側に船」

蜃気楼の出現を待ち望んでいた愛好家たちの興奮した声が響きます。

魚津埋没林博物館が撮影した映像には、奥に見える新湊大橋が見る見る形を変え、反転する様子が捉えられていました。

この日、魚津市の道の駅蜃気楼近くの海岸には、大勢の蜃気楼ファンや観光客が訪れていました。中には、東京から来て1か月間車中泊で蜃気楼を観察している熱心な愛好家もいます。

「今年で11年目」と語る男性。

蜃気楼を追いかけて毎年この地を訪れるという熱心なハンターです。

東京から来た男性
「一口に言ったらロマンですね。もうそれしかないですね」