業績不振が続く日産自動車は、3月までの1年間の決算で6708億円の最終赤字になったと発表しました。合わせて2万人におよぶ人員削減を行います。

日産自動車 ジェレミー・パパン最高財務責任者
「24年度は当社にとって厳しい1年となりました。日産を再生するにあたり25年度も厳しい状況が続くと想定される」 

日産自動車は去年4月から今年3月までの決算を発表し、6708億円の最終赤字となりました。

また、去年11月、全世界で9000人を削減する計画を明らかにしていましたが、追加でおよそ1万人の人員削減を発表しました。合計で社員全体の15%にあたる、およそ2万人が対象です。

また2027年度までを目途に、国内も含め、17ある工場を10の工場に統合することも発表しました。

日産自動車 イヴァン・エスピノーサ社長
「コスト削減です。今まで以上に迅速かつ徹底的に進める必要がある」

また、トランプ関税の影響もあり、今年度の業績見通しは「未定」としています。