特殊詐欺の被害が後を絶ちません。金沢市に住む70代の男性が、SNSを利用した投資話で、およそ3000万円をだましとられる被害に遭いました。

警察によりますと、金沢市の70代男性は、2月上旬ごろに著名投資家をかたるSNSのグループに入り、この投資家の関係者を名乗る男から電話がかかってきたことをきっかけに、やり取りを始めました。

男性はその後、およそ2か月の間に合わせておよそ3000万円分の暗号資産を、指定されたアプリを使って6回にわたり送っていたということです。

男性は、利益がなかなか出ないことを不審に思い、SNSのグループに名前がある投資家に直接問い合わせたところ、電話でやり取りをした男とは無関係と伝えられ、詐欺被害が明らかとなりました。

石川県警によりますと、県内では2025年に入って4月までにSNSを通じて金銭をだまし取る投資やロマンス詐欺の被害が37件確認されていて、2024年の同じ時期と比べ23件増えています。