「民生委員・児童委員の日」のきょう(12日)、岡山県内の小中学校など37か所で委員らによるあいさつ運動が一斉に行われました。

「おはようございます」

津山市の一宮小学校では、10人の民生委員が登校する児童に声をかけ、安全を見守りました。

民生委員は任期が3年の非常勤の地方公務員で児童委員も兼ね、ひとり暮らしの高齢者の見守りや住民の相談に応じて、適切な行政サービスを紹介するといった活動にボランティアで取り組んでいます。

あいさつ運動は、交通事故の防止などを目的に、一宮小学校で2010年に始まったもので、2018年からは県内一斉の運動として展開されています。

(岡山県民生委員児童委員協議会 高山科子会長)
「高齢者は次の世代を担う子どもたちを守る。子どもたちも今まで自分を見守って育ててくれた人を大切に、というお互いに思いやる気持ちこれが大事」

1917年5月12日に岡山県が創設した済世顧問制度が始まりとされる民生委員制度。県内では現在およそ4300人が委員を務めているということです。