10日の石川県内は各地で夏日となり、小松の最高気温は29・6度とことし一番の暑さとなりました。

こうしたなか小松市で開かれた「お旅まつり」では、クライマックスとなる「曳山曳揃え」に大勢の観客が見入られていました。

約260年前から始まったお旅まつりは絢爛豪華な曳山を舞台に子どもたちが歌舞伎を上演する祭りで、日本三大子ども歌舞伎の一つとされています。
2日目となる10日の見どころは各町会の曳山が一同に揃う「曳山曳揃え」です。

去年までコロナ禍や担い手不足で曳山を組み立てられない町会がありましたが、今年は7年ぶりに8基全ての曳山が揃い、各町会の曳山のアピールや町の自慢などを述べる「口上」が披露されました。

曳山を舞台にした子どもたちによる歌舞伎の上演では、独特の言い回しのセリフや演技などで集まった大勢の観客を魅了していました。
10日の小松市は7月中旬並みの今年一番の暑さを記録しましたが、子どもたちの熱演はそんな暑さを吹き飛ばしていました。