去年の震災と豪雨で多くの被害を受けた石川県輪島市の白米千枚田で11日から今シーズンの田植えが始まりました。

記者レポート「穏やかな日差しを浴びながら、ひとつひとつ手作業で苗を植えていきます」

11日は午前9時から地元の有志やボランティアら約120人が集まりました。
奥能登を代表する観光名所で世界農業遺産になっている白米千枚田。去年元日の震災に加え、9月の豪雨でも多くの被害を受けましたが、関係者の努力があり、ことしは去年の2倍以上で、全体の4分の1にあたる250枚の田んぼで田植えが行われます。

訪れた子ども「田んぼに入って苗を植えて育つのがワクワクする。美味しく育ってほしい」

千枚田愛耕会・白尾友一代表「やはり去年より今年、少しずつ復興しているという感じ。みんなの協力を得てここまできたので、本当に感謝しかない」

千枚田での田植えは12日まで行われ、今シーズンは約2000キロの収穫が見込まれるということです。