モノトーンの緻密なタッチで描かれたダークな世界観で人気のアメリカの絵本作家・エドワード・ゴーリーの作品を集めた展覧会が高松市で開かれています。

様々な格好をした10人組が「ふるい」の船で旅する様子を描いた絵本「ジャンブリーズ」の挿絵。

原画は縦横数十センチの紙に緻密に書き込まれています。

高松市美術館で開かれている「エドワード・ゴーリーを巡る旅」です。

代表作「うろんな客」や「不幸な子ども」などの大人向け絵本で熱狂的なファンがいるゴーリーの原画や資料など約250点が展示されています。

出版社でブックデザインを担当していたゴーリーは、自分の本のデザインも自ら手がけています。

愛用したペンは緻密な画風のゴーリーらしく先が極細です。

(高松市美術館 石田智子学芸員)
「有名作品の原画もみていただけるので、ゴーリーファンだけでなく、初めてゴーリーをみる人にも楽しんでいただけると思います」

原画の緻密なタッチを間近で見られるのは展覧会ならでは。「エドワード・ゴーリーを巡る旅」は6月8日まで高松市美術館で開かれています。