EU=ヨーロッパ連合の加盟国などの外相らがウクライナで会合を開き、ロシアによるウクライナへの侵略犯罪を裁くための「特別法廷」の設置を承認しました。

ウクライナやイギリス、EU加盟国などの外相らが9日、ウクライナ西部リビウで会合を開き、ロシアのウクライナに対する侵略犯罪を裁くための特別法廷の設置を承認しました。

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐっては、ICC=国際刑事裁判所がプーチン大統領に対して逮捕状を出すなど捜査していますが、侵略犯罪を裁くには特別法廷が必要です。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「戦争責任を問うことは不可欠だ、ロシアは戦争の責任を問われるだろう。これはヨーロッパの道義的義務だ」

また、ゼレンスキー大統領は、10日に戦闘終結後のウクライナの安全保障について協議する有志国の代表者らによる会合をウクライナが開催することを明らかにしました。