フジテレビの親会社の株主総会にアメリカの投資ファンドが取締役候補として提案しているSBIの北尾社長は、フジテレビの改革について「無報酬で知恵と経験等を最大限生かす形で、日本のためになることをやっていきたい」などと語りました。

SBIホールディングス 北尾吉孝 会長兼社長
「僕は一旦、仮に戦争すると決めたら、とことん勝つようにやります。あらゆる方法・戦法を駆使してやります」

SBIホールディングスの北尾社長はきょうの決算会見で、フジテレビの改革に改めて意欲を示した上で、現時点でフジ側からコンタクトはなく、やりとりは行っていないと明らかにしました。

SBIホールディングス 北尾吉孝 会長兼社長
「まずは票決の結果がどうなるのか。これはどうにもならんなといえば、僕は株なら株を必要なだけ買って、うちのグループとしてあれを取り込むかどうかを検討する段階に入るでしょう」

場合によっては5%以上の株式を取得する姿勢は崩さず、旧村上ファンドの村上世彰氏や、その長女の野村絢氏に「協力できることは全面的に協力したい」と述べました。

一方、フジテレビの清水社長が先日示した改革案については「ずいぶん改革されている。彼の改革案というのは正しい」と一定の評価をしました。