富士山の登山道で徴収する通行料を今年の4000円にした場合、登山者が23%減少するという調査結果が公表されました。

この調査は東京大学の山本清龍准教授と山梨県側の富士山の山小屋が去年8月から10月にかけ、登山者にウェブで行ったもので、9日の会議で報告されました。

それによりますと支払金額が去年より1000円多い4000円にすると登山者が23%減少し、2000円上乗せの5000円なら34%減少、およそ4400円上乗せの7400円にすると登山者は半減するということです。

山梨県と静岡県は7月から始まる夏山シーズンでこれまでの任意で1000円だった協力金を廃止して通行料に一本化し、料金は4000円に統一します。