富山県立高校の再編に向けて具体的に議論する会議の初会合が9日、開かれました。
「新時代とやまハイスクール構想検討会議」は知事や教育長、教育関係者など17人で構成され、9日の初会合では大規模校の設置方針などついて一部非公開で議論しました。
中では学習内容は幅広い範囲から選べるようにすること。遠方から通うことも想定されるため、設置場所はできる限り交通アクセスのよいところがいいという意見が出されたということです。

新時代とやまハイスクール構想検討会議 林誠一副会長
「一致しているのは教育内容、選択幅を広げよう。(子どもたちが)通いやすい場所を考えていこうと。このあたりは方向はそろっていると感じている」

少子化に伴う県立高校の再編をめぐっては2038年度までに20~22校程度に再編する方針が示されています。
会議では2039年3月に中学校を卒業する生徒数がことし3月より2942人減少し、5567人となる推計も示されました。