今、「足袋型の野球用スパイク」が全国で注目されています。実は、このスパイク、岡山県倉敷市の靴の製造・販売メーカーが作っているものなんです。

プロ野球選手の足も支える通称・足袋(たび)スパ。先月、高校野球用の新商品の販売も始まりました。

爪先が割れたスパイク その名も「バルタン」

(岡本製甲 営業部 守安弘樹さん)
「今回一般販売をさせていただいた高校生対応の足袋スパイクになります。その名も『バルタン』です」

つま先部分が、2つに割れたシューズ。倉敷市の岡本製甲が先月販売を開始した高校野球対応の足袋型スパイク「バルタン・VB-01」です【画像①】。

【画像①】

その特徴は・・・

(岡本製甲 営業部 守安弘樹さん)
「この足袋のカタチになってしっかり指が使えるとか、横幅だったり指に圧迫がないという」

「スパイクのカタチに慣れた選手は、普通の形のスパイクが履けなくなったと意見をいただけます」

実際に野球経験のある記者が体験してみると。。。

(小寺真生記者)
「それでは実際にスイングさせていただきます。親指部分と母指球の部分にしっかり力が入って地面が噛めているようなそんな感覚です」【画像②】

【画像②】

岡本製甲は、「足を守り強くする」の理念のもと、2008年に足袋型シューズを発売。野球用の足袋型スパイク「バルタン」を開発したのは2021年のことです。

プロ野球選手などのオーダーメイド限定で、素材の縫製から自社工場【画像③】で一貫して生産してきました。

【画像③】

(岡本製甲 営業部 守安弘樹さん)
「このピンクのスパイク【画像④】は、弊社のアドバイザリー契約をしていただいているソフトバンクホークスの藤井皓哉選手が、今週末マザーズデイという企画がNPB主催であるんですけど、その試合で実際に履くスパイクになります」

【画像④】