特殊詐欺事件には関わっていないと指定暴力団・道仁会側が反論しました。
5月9日、熊本市にある熊本県警察本部で道仁会側の意見を聞く場が設けられました。

道仁会をめぐっては、組員が関わった特殊詐欺事件で被害を受けたとして、22人が当時の道仁会幹部4人に対し、およそ1億6000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

提訴に伴い、原告の安全を確保するため、警察は幹部4人に対し、原告への接触などを禁じる仮命令を出し、今回、この仮命令に対し道仁会側が意見を述べる場が設けられたのです。

幹部の代理として出席した組員は、特殊詐欺に関与した男について「組員ではない」「証拠は裁判で出す」と主張したということです。
今後、意見聴取の内容が公安委員会に報告され、来週にも本命令が出される見込みです。