小説「カフネ」が2025年の本屋大賞に選ばれた阿部暁子さんが9日岩手県庁を訪れ、達増知事に受賞を報告しました。

2025年の本屋大賞に選ばれた、岩手県花巻市出身で県内在住の作家阿部暁子さんの小説「カフネ」は、弟を亡くした姉・薫子と弟の元恋人せつなの「食」を通じた再生の物語です。

阿部さんは達増知事に本屋大賞の受賞を報告すると、知事は県出身作家として初の受賞の快挙をたたえていました。
受賞後に「カフネ」を読んだという知事は阿部さんとの懇談の中で、作中のせつなが仕事とする「家事代行サービス」に注目したと明かしていました。

小説「カフネ」は、読者の多くの共感を得ながら販売が37万部を突破しています。