石川県が14年の歳月をかけて育成した高級ブドウ、ルビーロマンの栽培講習会が8日、生産者を対象にかほく市で開かれました。

去年の初競りでは、1房100万円の値がついたルビーロマン。

8日に開かれた講習会にはおよそ60人の生産者が集まり、品質向上のため密集した果実を減らす作業などが説明されました。果実をバランス良く間引くことで養分のバラツキを防ぎ、美味しさはもちろんのこと、巨峰のおよそ2倍の大きさに育ちます。これからの時期の丁寧な作業次第で、商品化できるかどうかが決まるということで、生産者たちは、熱心に作業方法を学んでいました。

ルビーロマン研究会・荒川達夫会長「ちょうど今開花の時期で、今後の品質に関わる大事な時期なので、講習会ができて本当によかったと思う。1房でも多く高品質なものを出荷したい。」

これまでのところ、2025年の生育は順調だということで、7月中旬ごろの初出荷に向け生産者が丹精を込め栽培を続けます。