JFEホールディングスはJFEスチール西日本製鉄所福山地区にある高炉1基を、2027年度に休止すると発表しました。

これは、JFEが発表した2025年度から2027年度までの「中期経営計画」の中で示されたものです。

トランプ関税で保護主義の流れが加速することによる環境悪化リスクの高まりなどを受け、国内生産体制の再構築や事業の再編などを行うとしています。

JFEスチール西日本製鉄所福山地区では現在、3つの高炉が稼働していて、このうちの1つを2027年度に休止するということです。

従業員の雇用は維持し、福山地区内での配置転換や、グループ会社での勤務を予定しているということです。

西日本製鉄所福山地区は、年間の粗鋼生産量が1千万トン程度で、国内最大級の生産拠点です。

JFEホールディングスは「今回の休止は苦渋の決断だ」としています。